<お預かりした状態>
ご自宅を建てられた際に間仕切り壁に入れてもらった、お気に入りのステンドグラスだそうです。
ステンドグラスは一枚ガラスではないので、割れた部分のみガラスを入れ替えて修理することができますよ。
しかしアンティークステンドグラスの場合には、ガラスを繋ぎとめている鉛線が痛んでいる事がよくあります。
鉛線には寿命があり、湿度の高い日本では約70年と言われていましたが、近年50年ほどではないかという情報もあります。
<外側の鉛線の状態>
お預かりした際に付いていた枠を外すと、外側の鉛線が劣化していました。
ガラスを交換するときには鉛線を一部外して、新たなガラスと入れ替えた後にはんだ付けをして繋ぎ戻します。
はんだが付かないほどに痛んで数か所切れてしまっていましたので、外側の鉛線のみ一周交換させていただきました。
<修理完了の状態>
パネル内側の鉛線はまだ大丈夫でしたので、割れたガラスを入れ替えた後に外側に新しい鉛線をはんだ付けし、ガラスと鉛線の間にパテを詰めて固定しました。
全体的にパテが落ちている部分にも新たなパテを補充しましたので、安心してご使用いただけます。
”お家の顔”と愛されてきたステンドグラスです。
修理をご依頼くださり、ありがとうございました。
これからも永くご愛用いただけると思いますので、思い出をどんどん増やしていってくださいね。