現在開催中の「ひろしま あかりの世界~明るい照明から 心のあかりへ~」展示のランプシェードを修理させていただきました。
展覧会は、旧日本銀行広島支店(被爆建物)1階の広い空間で12月18日まで開催されております。明治時代のエジソン型炭素フィラメント電球や大正時代の初期タングステン電球も直接見ることができますので、お近くの方はぜひお立ち寄りいただけたらと思います。
<展示の様子>
古いものとのことで、展示前に破損チェックと修理をとのご依頼です。
<破損ガラス>
<ガラス入れ替え後>
破損ガラスが1枚ありましたので、色や作りが近いガラスに入れ替えました。
<ひび割れ部分>
<ライン追加後>
ひび割れ箇所は、周りのラインに合わせて目立たなくラインを加えました。
<ひび割れ部分>
<はんだ後>
ピースの隅がひび割れたところは、周りのはんだ形状に合わせてはんだで埋めて目立たなくしました。
ステンドグラスは部分的な修理ができるものです。割れてしまったからと捨ててしまわずに、修理して長く楽しんでいただけたらと願います。