魚のステンドグラスパネルをご依頼いただいて、魚の顔などを絵付け技法にて制作しました。
今回は魚の種類が多くてそれぞれの魚に特徴があるので、表情や目線を表現したいなと思い絵付けすることにしました。
ガラスの表面に、酸化金属とガラスの粉末等を混合したグリザイユという顔料を使って線を描き、影を付けます。
窯に入れて焼成すると絵がガラスに焼き付いて、触っても落ちなくなるので擦っても大丈夫です。
使いたいガラスごとにグリザイユの焼き付き具合を確認するのですが、焼成してみるとガラス自体の色合いや透明度が変わってしまってNGになったものもあり、テスト焼成を繰り返して本番にたどり着きました。
具象画は線を描いて一度焼き、影を付けて再度焼いた後、焼き上がりの影の濃度を見て調子を付け加えて焼くことを繰り返します。
無事に焼成完了して、ステンドグラスパネルに組み込みました。
今度の日曜日に納品取り付けしますので、完成画像はまた後日に~