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小越真弓のステンドグラスdays

水仙のステンドグラスパネル

アトリエへお越しくださったお客様が、アトリエに飾っている水仙のステンドグラスランプシェードを気に入ってくださり、そのイメージでご依頼いただきました。



このランプシェードは、有名なティファニーランプ "Daffodil" です。

私が学生の頃につくった初めてのティファニーランプなので、出来はイマイチですがお気に入りなんです。


ラッパ水仙をスケッチしながら、ランプ風に配置して、ランプに使用していたガラスと、パネルとして光を通しやすいガラスの組み合わせで構成しました。


トイレの引き戸に入れたいというご要望ですので、遮蔽性のあるガラスを使用し、花の繊細なラインと重量を考えてコパテープ組みのパネルにします。




ガラスの端にコパテープを巻いて、半田で繋げていきます。

半田ラインが出来ると、各ガラスが枠取られて色が引き立っていきます。



最後に外枠を付けて完成形になりました。

引き戸を使用しても振動で割れないように、H型の鉛線で外枠をつくり、ガラスと鉛線の間にパテを詰めます。



最後にパティーナでハンダラインと鉛線部分に着色をします。

引き戸がライトな木色とのことで、アンティークゴールドで薄めに反応させました。角度によっては淡いゴールドに見えます。



ランプに使われるガラスには、光が当たると輝きを増す美しいガラスがあります。

見る角度や光の当たり方で色も柄も変わるガラスを楽しんでいただけたらと思います。

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